構造設計グループ

経験と技術を武器に、
未来の環境を創る。

私たちは、橋梁等が新設される場合の他、補修や補強が必要な時期を迎えた構造物を適正にメンテナンスし、それをこれからの未来に向けて長寿命化させるという役割も担っています。また、新設される場合にも方針やディール決め、構造の計算などのあらゆる角度から設計を考え抜きます。設計は10人いれば10通りの考えがあります。その中で自分だったらこうするんだという考えを出せるのが技術屋の強みであり、楽しさでもあると思ってます。さらにそれが一つの答えとして設計に再現されたときの、社会の役に立っているという実感が、この仕事の醍醐味でありずっと続けてこられた理由なのだと思っています。

印象に残っているのは、90年も前に架けられた橋に、構造設計グループのみんなで行って、実際に載荷試験車を乗せ、それをどういう風に直していくか試験したときです。土木技研と北上市と岩手大学が一体となって産官学でやりました。後にマスコミに取り上げられるなど、すごく楽しい思い出でした。なにより昭和8年に架けられた橋が、きれいな状態に生まれ変わって、この先もまだまだ使っていけるということに喜びを感じましたね。

私たちのチームは20~30代が多く、良好な関係性を築くために休日は川下りに行ったり、コロナ前は飲み会もしていました。上司・部下という関係にとらわれず「個性」を大切にしています。

私たちの使命は「安全で安心な社会環境を継続的に提供していく」ことです。一緒に働くメンバーには、自分がリーダーになったつもりで協調性・生産性を高めつつ、仲間と手を取り合ってグループを引っ張っていってほしいと思っています。

MESSAGE01

昔の構造物を
未来へつないでいきたい

空間情報グループ

新しいことにチャレンジできる環境が
自分の成長につながる。

BIM/CIM は、計画、調査、設計段階から3 次元モデルを導入することにより、一連の建設生産・管理システムの効率化・高度化を図る取り組みです。空間情報グループはこのシステムに対応していくために先駆けて立ち上げられました。BIM/CIM 活用はまだ盛んではありませんが、いざシステムが導入されたときにスムーズに対応できるように、情報を収集したり、協会活動に参加したりしています。

私たちが携わっているBIM/CIMを導入している業務のひとつに、風力発電事業に関連する専用橋や添架設計のお仕事があります。会社全体でいうお客様のメインとなるのは、市町村や県の自治体になるのですが、この業務は民間企業から頂いている業務となります。市町村の業務とは異なり、役所の方がやってくれていた細かい業務も私たちが引き受け、新規顧客獲得のために奔走する日々です。そして測量、設計、検証に3次元のシステムを導入していくのですが、この業務には土木設計、測量、用地補償、構造設計、全ての分野の知識が関係してきます。3次元システムを活用しての新しいフィールドへの参入は慣れない業務が多く、戸惑うこともありますがこうして自社業務の支援もしていきたいと思っています。橋梁や農業土木、道路などのインフラ整備以外にも、国が抱えているエネルギー分野において、社会貢献できていることにもやりがいを感じています。

MESSAGE03

新しい技術へ挑む
チャレンジ精神が大切

測量・用地補償グループ

人とのコミュニケーションが
やりがいと喜びにつながる。

私たちが普段何気なく使っている道路、鉄道、トンネル、橋梁などのインフラを整備するためには地盤や土質の調査や測量が必要不可欠であり、新たな公共事業を実施するには、用地を確保する必要があります。
印象的なこととして、震災のあと沿岸釜石からの帰り、夕方遅くに寄った遠野の仮設住宅住まいの地権者さん宅でのお話があります。お邪魔して簡単に判子は頂けたのですが、地権者さんから「もう遅いし、おいしいおにしめ食べていく?」と言って頂きまして。もう19時で1日中歩いていたものですから、お言葉に甘えて非常に美味しく頂きました。土地の交渉はとても重みのある仕事です。地権者さんにお話を聞いて頂けるか、うまくコミュニケーションをとれるか、少なからず緊張もあります。そんな中気遣ってくださって、張りつめた気持ちがほぐれて心温まりました。
私たちが行うのは、設計の一番最初の部分です。測量による成果が設計に生かされ、事業用地取得のために調査した用地成果により、土地所有者や関係人からの取得が円滑に進み、事業が無事に施工されたときが、一番やりがいと喜びを感じるときですね。
現場の年齢層は幅広く、フランクな人が多いアットホームな環境です。以前は雫石の施設を借りてそば打ち体験をやって、みんなで和気あいあいそばをつついたこともありました。風通しのよい環境を保つために、今後もなにか企画していきたいと思っています。
若手の技術者不足、技術者の高齢化が課題であり、若手技術者の確保・育成のためには、まず測量の仕事を知ってもらうことが重要だと考えています。ベテラン技術者の持つ技術や知識の共有・最新の測量技術の探求・技術力の向上を図りながら、若手が活躍できる環境も構築していきたいです。

MESSAGE02

人とのコミュニケーションが
やりがいと喜びにつながる。